脳(ブレイン)バンクは、ほとんど知られていなかった。しかし、10年以上の歴史が有り、東日本大震災の時に一番最初に僕が気になったのがこの脳バンクのある福島県立大学である。
しかし、被災もせず何とか、脳バンクは維持されているようである。
福島脳バンクは臓器移植とほぼ同じで、生前登録し、ネットワークに病院所属の運営医院医師、または遺族から連絡があり、生前登録と遺族への書式確認を経て献脳となるらしい。
まだ脳を研究のために寄贈するという考えが浸透して異なために献脳の数は少ない。
ただ、脳の構造上、それを死後でも良好な状況で研究することによって何百万人もの命が救えるのかもしれないのだ。
本書は脳の専門知識がないと何回極まりないかもしれない。また、「心の病の脳還元主義かよ」と一笑に付す人もいるだろう。けれども、この著者達は環境や心理要因との因果関係も解読しようとしているのだ。そのためには、脳だけでなく脊髄などの検出も行われているようである
精神疾患の脳の変化は、罹患している統合失調症やうつ病において向精神薬・抗精神病薬を投与した後の脳の様々な物質の変化などを見ます。もちろん、患者の実感も聞きます。
まだまだ発展段階である日本の脳バンクではあるが、海外ではずっと前から進んでいる。そして、少なくともこの脳バンクが日本の自殺予防や防止には役立つと僕は思っている。
だからこそ、今後もこの脳バンクの動きを注目したいし、取材に行きたいと思った。
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