http://mainichi.jp/select/today/news/20100306k0000m040149000c.html
奈良県桜井市の吉田智樹君(5)が十分な食事を与えられず餓死した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親のパート店員、真朱(まみ)容疑 者(26)が、夫の博容疑者(35)からドメスティックバイオレンス(家庭内暴力、DV)を受けていたことが関係者への取材で分かった。真朱容疑者は「長 男の顔が夫と似ていて腹が立った」と供述しているが、DVが虐待の引き金になったとみられる。
両容疑者は03年5月に結婚し、04年7月に智樹君が生まれた。関係者によると、真朱容疑者は長女を妊娠中「夫に腹をけられた」と訴えてきたとい い、DVを継続的に受けていた可能性がある。さらに博容疑者は、妻が他の男性と親しくしていると疑い、つきまとうようになった。元同僚の主婦(38)らに よると、真朱容疑者は夫について「コンビニに行く時も、監視するようについて来る」と漏らし、元上司の男性(48)にも「夫はストーカーみたい」と話し、 不満を募らせていた。
捜査関係者によると、真朱容疑者は約3年前から夫と不仲になり、「うっ憤がたまった時に、長男が夫のように見えてくる」と供述しており、夫のDV やストーカー的な行動に対する怒りや不満が、長男への虐待につながった可能性が浮上している。真朱容疑者は「私が母親じゃなかったら元気で育っていたと思 う」と言い、泣きじゃくったという。
智樹君の葬儀は5日、桜井市内で親族だけで営まれた。【上野宏人、山崎一輝】
【毎日新聞】
パターン的にはよくあることで、妻も被害者であっても許されないこと。あと、夫の無関心が、妻が子どもを虐待するケースに関わって、虐待が止まって、その女性が自殺したときは、本当に悩みました。
DVも虐待も一概には説明できません。しかし、やはり複合的要因が関係しています。
皮肉ですが、この事件のこの記事は、小さくも大きな意味を持っていると思います。
専門書で知っていても、一般人にわからなければ意味のないことですから。
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