http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20100317ddm003040127000c.html
2010年3月17日(水)13:00
国立精神・神経センターの加我牧子医師らの研究グループが行った自殺実態調査で、生前に精神科などを受診していた自殺者の半数が医師から処方され
た向精神薬を過量摂取していたことが分かった。グループの松本俊彦医師は「自殺予防のためには処方薬の乱用を防ぐことが急務。精神科医師の質の向上も必
要」と指摘している。
調査対象は08年1月~09年12月の自殺者のうち遺族が調査に応じた76例。死亡前1年間に精神科か心療内科の受
診歴があった人は半数の38人だった。うち死亡時に向精神薬を医師の指示より多く服用した人が19人いた。
埼玉県立精神医療センターの成
瀬暢也副病院長は「向精神薬は乱用すると量が増える。追加処方には応じない、薬を家族に管理してもらうなど、医師側の対応が必須だ」と話している。【和田
明美】
これは、個人情報の壁かもしれません。医師の処方箋データを処方薬局と共有することで防げます。ただ、処方は自立支援適用でなければ、全国どこでも処方薬局なら可能なので、その辺の配慮も必要です。
もちろん、医師の服薬指導も不可欠ですが、どうしても自殺未遂の場合は視野が狭くなる「視野狭窄」になっているので、周囲の監視にも限界があります。そうなると、セキュリティを強化した全国レベルでのデータベース化が必要だと思います。
これは、精神科に限らず、他科の受診者も必要だと僕は考えています。