愛知県春日井市の小学6年の男子児童(12)が同級生から現金9万円を脅し取られた事件で、恐喝の疑いで補導された同級生3人のうち1人が「(男児は)ストレス解消のためのサンドバッグだった」と話していることが4日、愛知県警への取材で分かった。
県警によると、同級生は「抵抗しないのでやった。痛がるのが楽しかった」とも話し、日常的にいじめや金銭の要求をしていた。
男児は昨年4月ごろから、同級生3人に金を脅し取られるなどのいじめを受け、今年1月、30万円を要求されて家出した。春日井署が保護し、恐喝が発覚したとされる。
男児が通う小学校が1月、6年生にアンケートを実施したところ、ほかの同級生も「男児はいじめを受けていた」と記述しており、いじめを把握できなかった学校側の対応も問題になりそうだ。(共同)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20100304-602450.html
これもモラハラです。子供たちの小さい共同体ルールが書き換えられたとき、
「いじめの正当化」、「いじめの合法化」が子供たちの中で行われてしまいます。
そして、いじめられる側を「モノ」と見なすようになるので、そこに心の痛みは生じません。
むしろ、モノが阿鼻叫喚することにおもしろさを感じてしまうのです。
この状況が生まれてしまうと、いじめのフェーズの中でもかなり深刻です。
もはや、子供たちで自浄するのは、難しいのです。
親も子供もこの問題をネットで解決方法を検索します。
ただし、この手の解決手段は、個別に対応しなければならず、自分たちが直面している
現実と重なり合う事例を見つけるのは、徒労に終わります。
学校、教育委員会、保健所などあらゆる行政に相談して下さい。
無駄に終わるという思い込みより、「行動」が現状打破の一歩です。
そして、子供の行動をよく見ていて下さい。
おかしな言動を見逃さないようにしないと、この段階のいじめは子供から訴えられません。
子供は、恐怖に支配され、「叫びの声を失声」しているのですから。
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