◆平成23(2011)年9月12日 時事通信
24時間対応の「子ども安心ホットライン」開設=札幌市
札幌市は12日、児童虐待の通告や児童の養育問題に、職員や相談員が24時間体制で対応する専用電話「子ども安心ホットライン(子ども虐待相談)」を26日夕、児童相談所に開設すると発表した。上田文雄市長は12日の記者会見で「養育に関し不安・悩みのある方は電話を頂きたい」と述べた。
子どもに関する相談件数が増加していることが背景で、3月に策定した「札幌市児童相談体制強化プラン」の一環。 市児童相談所の相談受け付け・処理件数は、2006年度が4752件で、10年度が5437件。虐待の通告件数は同年度が814件で、この中の160件は虐待と認定した。
◆平成23(2011)年9月10日 下野新聞 朝刊
「タイガーマスク運動」初の予算化 県の9月補正 児童養護施設に90万円助成
児童養護施設などに匿名の寄付が相次いだ「タイガーマスク運動」で、県は9月補正予算案に寄付金89万9千円を「入所児童育成指導費」として初めて計上した。同施設に入所している児童生徒の生活や処遇環境の向上のために使われる。
県保健福祉部によると、県に直接寄せられた寄付金は9件。県はこの全額を県児童養護施設等連絡協議会に助成する。漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗る匿名の寄付が今年初め、全国的に広がり、県内でも、県に寄せられた寄付金のほか児童養護施設10カ所に文房具やランドセル、現金などの寄付が相次いだ。これとは別に、ふるさと納税制度を活用した寄付金1250万円が「入所児童自立援助費」として予算計上された。大学進学のため施設を出て自立する入所生徒のうち、保護者のいない生徒の自立援助に使われる。同部によると、県内のある個人から寄付の申し入れがあったという。
◆平成23(2011)年9月8日 岩手日報
震災遺児・孤児の支援センター設置へ 心のケア強化
東日本大震災で親を失った子どもたちの「心のケア」を強化するため、厚生労働省は7日、医師や児童相談所、民間団体などを束ねる「子どもの支援センター」を岩手、宮城、福島の3県に設置する方針を決めた。
厚労省によると、震災で孤児となった18歳未満の子どもは8月末現在で岩手93人、宮城120人、福島21人の計234人。父親か母親のどちらかを亡くした遺児は岩手445人、宮城711人、福島139人の計1295人に上り、合わせて1529人。親を失ったショックや環境の変化で精神面の変調が表れるケースが増えるとみられる。これに対し、こども病院などで心のケアに重要な役割を果たしている児童精神科医は全国で300人程度しかおらず、児童相談所にいる児童心理司も不足している。支援センターは、学校のスクールカウンセラー、児童相談所職員や小児科医、民間のボランティア団体をつなぎ情報を共有。市町村ごとにもチームをつくり、親族に引き取られたり、ひとり親家庭になった子どもの暮らしや精神状態を継続的に把握し専門家に相談できる仕組みをつくる。県保健福祉部によると、県は被災した児童生徒の心のケア強化のため、東京都などに児童精神科医の派遣を要請している。医師は月に2~8度程度、宮古市や大船渡市、釜石市の児童相談所などで診療している。だが、宮古市の相談所では医師の診療が2週間待ちになるなど、依然被災者のニーズに応えきれていない。
◆平成23(2011)年9月8日 神戸新聞
児童相談所で傷害、県を提訴 地裁姫路支部
明石市の県中央こども家庭センターで一時保護されていた当時中学1年の女子生徒(12)=高砂市=が、ほかの生徒から鉛筆で手に傷を付けられたとして、女子生徒の両親が8日、同センターを所管する兵庫県に、慰謝料など550万円を求める訴訟を神戸地裁姫路支部に起こした。
訴状によると、女子生徒は2010年5月下旬、同センターに一時保護された。同月28日ごろセンター内の部屋で、女子生徒3人に押さえ付けられ、手の甲に4センチ四方の「卍」型の傷を付けられたという。原告側は、同センターが安全配慮義務を怠ったために防げなかったとしている。県児童課は「訴状を見ておらず、内容や状況が把握できていないのでコメントできない」としている。
◆平成23(2011)年9月8日 北海道新聞 朝刊
児相保護指導員を増員 わいせつ事件受け 道、来月から3人体制に
室蘭児童相談所(児相)に保護された女子中学生2人に、同相談所の当時の保護指導員がわいせつな行為をした事件を受け、道は7日、道内全8カ所の児相で10月から夜間や休日に勤務する保護指導員を現行の2人体制から3人体制に増員することを明らかにした。同日の道議会保健福祉委員会で報告した。
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