この時期は、小学生高学年、中学生の精神状態は、とても不安定である。進級、進学に期待を膨らませられる子供だけではないという認識が足りないように思う。
クラス替えがないままも辛いが、クラス替えになって、いじめが加速化することもある。少子化でクラスが少なくなり、ケータイや裏サイトでいじめのターゲットの情報共有化がされているので、クラス替えのシャッフルが意味を持たないのは、非常に辛い。
では、どこでサインを見るのか?
ドラマのように、わかりやすい派手なイジメが少ないし、本人も家族や担任教師には、極めて明るく振る舞っていることが多い。だからこそ、普段の会話が重要で、少しでも変な表情や発言が見つかるのであれば、遠回しに聞いた方が良い。
特に、家族でメールしている場合は、急に絵文字がなくなったり、句読点がなくなったり、一言メールが多くなったりする。
このようなことは事後にわかったことで、児童思春期のメンタルヘルスで情報共有し、教師と親が気をつけなくてはならないことである。
「ウチの子に限って…」
という親は、最近さらに多くなった。教師も精神的に疲弊していて、自分の精神状態を案じたりしている実態もある。教師と親の精神負担の軽減も含め、様々に絡み合った糸をほどいていかないと、一つの命の尊さが見失われてしまうのである。
「皆が敵に見える」というと言葉が、統合失調症の初期症状まで追い込まれた妄想症状なのか、小児性のうつ病の初期症状の一つなのか、今となっては、誰もわからない…。
何かが起こる前に、少しの声かけが必要ではないかと思う。
彼女の中のモラルを粉々に粉砕したモラルハラスメントとも言えるだろう。
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