子どもを追いつめるお母さんの口癖 (金森浦子・青樹社)
ええ?こんな言葉は浴びるように言われてきた。極力自分の子どもには使わないようにしていても、つい口から出てしまうことがある。でも、フォローすれば大方問題ないと思う。
言葉遣いまで完璧な親なんていないと思う。ただ、僕は言葉遣いを厳しくしつけらてたので、かなり子どもには「今時の言葉」を修正させる癖(?)があります…。
「…っていうか」、「わかんねぇし…」、「…って感じ?」、「…めっんどい」これらが子どもの口から出たときすぐに修正させましたが、友達の前では普通に使っています。それが子どもってものなのかなと思います。
僕は変に自己規範を作る癖がありました。「5年生になったら『僕』を『俺』に変える」、小学校の時、ランドセルの中身の確認は三回。前日の用意した数分後、学校に行く前に玄関で、班登校だったので、みんなが来る前にもう一度道で確認。弟が一緒になったとき変な兄貴だと思ったでしょう(苦笑)
長くなりましたが、こんな言葉は要注意だそうです。
- ベタベタしないでちょうだい!
- いつまでも泣いてなさい!
- 可愛いげのない子ね!
- 静かにしなさい!
- これでも片付けたつもり!
- やめなさいッ!
- そんなことする子は、もうお母さんの子じゃない!
- お母さん、あなたのこと嫌いになるから
- そんな子は大嫌い!
- 何でオシッコっていわないの!
- 何でそんな悪いことをしたの!ちゃんと説明しなさい!!
- あなたはお母さんの時間を奪ってばかりいるわね
- この忙しいときに、わけわからないこというんじゃないの!
- 早くしなさい!
- 食べないと大きくなれないよ!
- 早く寝ないと怖いお化けが出るよ
- 怖いおばさんがにらんでるよ!
- お父さんに怒ってもらいますからね!
- とにかく泣きやみなさい!
- あの子のこと、お母さんは大嫌い!
- お兄ちゃんに負けちゃダメ!
- いつまでも外で泣いてなさい!反省するまで家に入れません!!
- 置いてっちゃうよ!
- うるさい子ね!少しでもいいから黙ってて!
- ちゃんとご挨拶しなさい!
- もう競争は始まってるのよ!
- いい子だからちゃんと勉強しようね
小学生編
- 勉強しなさい!
- お母さんのためじゃない、あなたのためを思っていってるのよ!
- そのくらい、どうしてできないの?
- 期待してるからね あなたにはできるんだから…
- お母さんは、そのくらいのこと簡単にできたわよ
- そんなことじゃ落ちこぼれよ!
- 子どもは勉強だけしてればいいの!
- 成績が落ちたら、お小遣いはなしよ!
- お兄(姉)ちゃんでしょ!
- またオネショ!
- ハンカチ持った?ティッシュは!
- もうあんたの面倒なんかみないからね
- あなたをそんな子に産んだつもりはない!
- あんたなんか産むんじゃなかった…
- 何を考えてるか分からない子ね
- ね、お母さんとお父さんとどっちが好き?
- ウチにはそんなお金ないの 貧乏なんだから…
- また人の真似して…
- 我慢しなさい!誰だって嫌なこと我慢して生きてるんだから
- お母さんのいうことに間違いはないの!
- お母さんのいうとおりにすればいいの
- いいたいことがあるならはっきりいいなさい!
- さっきまでふて腐れてたのが、あらあら、もう調子づいちゃって
- またいい子ぶっちゃって
- ごまかそうたって騙されませんよ!
- 何度同じこといわせれば気がすむの!
- 先が思いやられるわ…
- そんなことする子は泥棒と同じ!本物の犯罪者にだってなりかねないよ!
- お前にはロクな友達がいないね
- 本当にバカな子だね
- だからみんなに嫌われるのよ
- 夢のない子ね 少しくらい夢を持ちなさいよ
- 忙しいの!あんたの手伝いなんか迷惑なだけ!
- 次から次へとお母さんを困らせていったいどういうつもり?
- もう知らない 勝手にしなさい!
- あんたって片付け一つまともにできない子ね
- やる気を出しなさい!やればできるんだから
- どうして食べられないの!なぜ好き嫌いするの!
- またニンジン残して… そんなんじゃ元気になれないわよ
- 子供は黙ってなさい
- 子供のくせに口答えするんじゃない!
- 宿題やらなかったらテレビ見ちゃダメ!
中学生編
- あなたは高校受験をひかえてるのよ!のんびりしてるヒマなんかないの!
- いつから不良になっちゃったの
- そんなことじゃ、ロクな大人にならないよ
- どっちが正しいか、お父さんに聞いてもらいますからね
- ご近所に恥ずかしいと思わないの?
- あなたのお陰で恥かいちゃったわ
- あなたのお陰で苦労ばっかり
- 好きで親やってるんじゃないからね
- あなたにはガッカリさせられ通し
- あなたは何をやってもダメな子ね
- なによ色気づいちゃって…
- あんないやらしい本、捨てたからね
- 不潔ね!男臭くなっちゃって
- いつも中途半端な子ね
- お前になんか、どうせできるわけがない
- お母さんに隠し事はないでしょうね!
- あなただけがお母さんの生きがいなんだからね
- 食べるためにみんな必死なんだからね!
- 取り返しのつかない失敗をしたね
- 言い訳ばかりしてるんじゃない!
- お前はくだらない物ばかり欲しがるね
- いいかげん夢くらい持ったら
- おしゃれなんかして何の役にたつの、子供のくせに
- 何も分かってないくせに、生意気言うんじゃないの
- まともにできるのは◎◎だけね それじゃ生きてけないからね
- そんなことじゃお父さんみたいになっちゃうわよ
- ウチはそんなお金持ちじゃないのよ!
- あなたのために、いったいいくらお金をかけてきたと思ってるの!
- あなたには優しい心がないのね
- あんたみたいな子じゃ友達ができなくて当然じゃないの
- あなたは本当にグズね
- 本当に意志薄弱だね、あんたは
- あんな友達と付き合ってはダメ
高校生以上
- 期待してたのに…
- いったい、何回失敗すれば気がすむの
- 偉そうなこというんじゃないの!自分の頭のハエも追えないくせに
- お母さんが、あんたのためにどれほど苦労してきたと思ってるの
- 誰のお陰で贅沢できてると思ってるの!
- あきらめな あんたには才能がないんだから
- 学生のくせしてまともにできるのはアルバイトだけね
- お母さんはねあなたのことだけは信じているの
- あんな人と結婚するんじゃなかった
- ああいやだそういうとこってお父さんそっくりね
- お母さんが笑われるのよ
- またとないチャンスだったのに
- あんたが勝手に留年したんだから学費は払わないわよ
- 理由なく学校を休むんじゃない!
- あんた臭いね
- なに夢みたいなこといってるの
- 人生は厳しい戦いなのよ!
- あなたのこと考えると本当に憂鬱になってしまう
- さっさとしなさい!
- 何が気に入らないの?あなたのいうとおりにしてるじゃない!
- あんたの人生はその程度のものね
- あんたはこれで脱落者ね
- あんたが盗んだんでしょ
- あんたは信用できない子だから…
- 何の文句があるの!何一つ不自由させてないでしょ!
- パンツくらい自分で洗ったら…?
- そんな不良みたいなこと絶対許しません!
- どうせ自殺を図るんだったらちゃんと死んでくれればよかった
まぁ、この中で自分の親に言われたことのない言葉、自分の子どもに言ったことのない言葉があったら、聖人君子ですね。
理想はこっちみたいですが…
「しつけの習慣」~子どもが伸びる、魔法の口ぐせ~多湖輝著より
●『「あなたならできる」という+暗示で本当に出来るようになる』
叱って発奮を促すよりも、「あなたはできるのよ」と毎日言い続け、+暗示にかけて自信を持たせてあげる方が子供の行動は積極的になる。
●『「運動も上手いんだから勉強も」と伝える』
「運動は得意なのに勉強はダメ」と言うと勉強嫌いにさせるが「運動も出来るんだから勉強もだって頑張れば大丈夫!」と子供に希望を持たせる言い方をしていれば出来るようになる。●『子供には「なにをせよ」ではなく「なにからするか」を問う』
子供が自分で考えるより先にお母さんから判断を与えられてしまうと、子供はそれ以上考えなくなってしまう。だから出来るだけ「何からする?」と優先順位を子供につけさせる事が判断力や自主性をつけさせるの訓練となる。●『「こうしろ」より「~するにはどうすればいいか」と尋ねてみる』
子供自身に考えさせるように「~するにはどうすればいい?」と尋ねる事で「自分で考え行動する」「自らの意思で自発的に物事を処理する」能力が引き出せます。●『「さっさとしなさい」より「いつまでにしなさい」の方が効く』
子供に何かをさせようとするときは、いたずらにせかさず、親としては目標を与えるだけで充分。
ちなみにこの本僕は、買ってしまいました。(;゜ロ゜)