みのもんたに代わって、いまや"テレビ界の新帝王"と呼ばれている島田紳助。司会だけではなく、自らの番組を通じて"おバカタレント"を輩出したり、一 発屋芸人を再生したりと、プロデューサーとしての手腕も評価されている。最近では、"悪妻"を持つタレントをブレイクさせるなど、その企画力には脱帽す る。
これだけテレビ界、芸能界への貢献度が大きければ、「天狗になるな」というほうが難しいかもしれない。だが、やはり、紳助のプライベートにおける傲慢さは感心しない。
筆者が20年来、家族ぐるみで付き合っている銀座のクラブママがいる。つい先日、彼女が女性友達と、紳助が経営する西麻布の寿司屋「寿司 はせがわ」に 行ったそうだ。彼女が高いシャンパンを頼んで飲みながら談笑していたところ、オーナーの紳助は、関係者数人とカウンターの端で飲んでいたという。
そのとき、紳助は何が気に食わなかったのか、いきなり2人にガンを飛ばしてきたという。ママは気分が悪いんで、カウンターの向こうにいる従業員に「何よ、 あの態度」と注意を促すと、従業員は謝るばかり。それでも、ガンを飛ばし続ける紳助に切れて、「不愉快だわ」と勘定を払って店を出たという。その際、従業 員は平謝りで「お勘定はいりません」と言ったという。従業員も、悪いとわかっていながら、紳助に対しては何もできないのだろう。それにしても、店の経営者 が、お客が気に食わないと不良まがいにガンと飛ばすとは。それも、女性相手に。とんでもない話だ。
昨年10月、紳助が司会を務める TBS恒例の『オールスター感謝祭』で、若手お笑いトリオの「東京03」が本番前に挨拶に来なかったことや番組中のやる気なさげな態度に紳助に腹を立て て、収録中に東京03のメンバーの胸ぐらを掴んで「お前らなめてんのか。潰してやる!」と、暴行寸前の事件を起こしたことが問題になった。
吉本は、芸人の上下関係が厳しい事務所。東京03は、別の事務所ということもあり、そのあたりのシビアさを甘く見ていたのかもしれない。紳助の取った態度 は誉められるものではないが、初共演の上に事前の挨拶なしでは、番組内でもうまく絡めず、お互いにとってマイナスである。紳助の怒りにはそれなりの根拠が あり、東京03も非を認め、謝罪していたこともあって、当時は筆者なりに納得していた。
ところが、昨年末、ビートたけしとこの事件の件 を話すことがあった。たけしが、事件現場にいた関係者から聞いた話によると、「紳助は胸ぐらを掴んだだけではなく、実は殴っていた」というのだ。これに は、たけしも「紳助は、何を思い上がってんだ」と呆れ、「周りには、紳助の先輩のタレントや役者が何人もいたのに。なんで止めなったんだ」と激怒してい た。現場にいた関係者の中には「殴っていなかった」と証言していた者もいたが、それは紳助を気遣ってのことなのか、見ようによっては殴っていたとのそしり を逃れないほどの際どい暴力行為だったのか、真相は分からない。いずれにせよ、紳助に、社会人としての最低限の自制心が働かなかったのは間違いないだろ う。
それでも、東京03は紳助に何度も詫びて、許しを乞うしかなかった。周囲は、紳助の行動を指をくわえて見ているしかなかった。今回 の寿司屋の件では、店のオーナーである紳助の非礼を、従業員は詫びるしかなかった。もはや紳助は、テレビ界、芸能界において一大権力であり、タブーとなっ てしまったのか。
最近になって、アンタッチャブルの柴田英嗣が無期限休業を発表。理由が不明瞭なことから、2ちゃんねるでは、東京03 事件が関係しているという無責任な情報が飛び交っている。東京03と同じ事務所の柴田が、紳助に食ってかかり、トラブルに発展したというのだ。にわかには 信じられないが、これも、紳助やその周囲が、東京03事件の真相を明らかにしなかったために巻き起こった騒動と言えるかもしれない。
今 の紳助に、日常の姿勢や態度について注意や進言できる関係者は、吉本のスタッフを含めていないと思う。それだけに、自ら律して、プライベートでも、タレン トやスタッフに接するときの思いやりを忘れてはならない。紳助は04年に、当時吉本に所属していた女性マネジャーに暴行、大事件に発展した。そのときに涙 を流して、反省した気持ちを忘れないでほしい。周りからヨイショされて、"裸の王様"になっていることに早く気づくべきだ。権力者がつくり出す笑いを見て も、みんなは苦笑いしかできないことに。
http://news.livedoor.com/article/detail/4594002/
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島田紳助による事件は、後を絶たない。
自分の能力の限界を見たら、若手のプロデュース。
しかも、それ程能力のない芸能人を、「ヘキサゴン」などで束で売り出す。
ただ、素行不良では有名。
実は、吉本の元マネージャーに対する裁判は続いている。
その当時、吉本に所属していた文化人の女性マネージャーに暴力をふるい、
PTSDになってしまった。
暴力に関するPTSDには、記憶の曖昧さに関して、裁判で争点になるが、
暴力をふるった本人が出てこない暴力事件は、なかなか解決できない。
記憶が正しいかどうかが問題ではなく、その被害者がどの程度心に傷を負ったかが
問題なのだ。
そこに、論理だけでは解決できない難しい問題がある。
DVやモラルハラスメントも同じである。
来月に、地元で完全限定のDV・モラルハラスメントの講演会を夫婦問題コンサルタントと
開くことが決まった。
詳細に関しては、来週します。
暴力が生む社会の負の部分を負の連鎖は、社会情勢と足し算ではなく、
掛け算、累乗となって、関係ない人を凄惨な事件へと陥れてしまう。
それを止めるために立ち上がる一歩にその講演会が役立てと思っている。
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