この著者の前著は、文系ビジネスマンでもわかる数字力の教科書 文系ビジネスマンで数字に弱い人は必読である。
ただし今回はさらに突っ込んだ意思決定の実践を指南している。内容は小説風のストーリーもありその中でビジネスで具体的な設定のために「定量的」、「定性的」の重要性がわかる。
僕も福祉の世界で「定量的」は、必要になっているといつも訴える。社会福祉は破綻が見えているのにどうもどんぶり勘定が跋扈している。これは出版界も同じ。福祉などのここのケースで様々に違う分野が四則計算される定性的はなかなか難しいが、具体的な数字を設定する意味はある。
イチローは、なぜ首位打者ではなく、200本安打にこだわるのかなど「なるほど!」と思う反面、日本人、特に算数・数学を嫌ってきた「感覚派」には耳が痛い内容である。
でもこんなご時世だからこそ、数字化する力は必要なのだ。僕もここ数年はお金で痛い目を見ないようにかなり数字に強くなる訓練をしている。子どもと歩いていても自動車のナンバープレートの数字計算勝負など遊びにも数字を入れる。
それでも著者もゲーム理論や囚人のジレンマなど数字が全てを決定できるわけではない。しかし、他社、他者との交渉で有利・不利ではない第三の視点獲得のためには数字力が必要なのだ。
より精度の高い意思決定、より精度が高くスピードの高い意思決定。それは正解でなくても周囲を納得させられる。もちろんその意思決定に至る分析や根拠にも数字は必要不可欠である。
著者は経済学部出身でコンサルタントなので数字には強いが、計算は算数程度で出せるもので説明されているので、感覚人間の方は必読である。数字力は感覚も強くする。
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投稿情報: 美里 | 2012年5 月16日 (水) 16:20